闇を歩く

面接に落ちた。

ただそれだけのことなのに、3時間前にお祈りメールを見てから、ずっと泣きそうで、何か全てのエネルギーを吸い取られてしまったみたいだ。

 

何が辛いんだろう。人格否定?ニートへの恐怖?社会から必要とされてないこと?

答えは全て。

今までは大抵、努力が報われてきた。失敗しても次があった。失敗原因も分かってたから改善できた。だけど、就活は違うね。

何も分からない。自分の何がダメなのかは自分で気付くしかない。教えてくれない。だから、余計に自分を責めてしまう。コミュ力のなさ、自信の無さ、見た目の悪さなどから始まり、行き着くのは生き方が間違っていたのだという結論。そしてそもそも生まれてきたことが間違いなのだと。

 

耐えきれずに泣いてしまう。

泣いている自分も嫌いだ。泣いたって何も解決しないんだから前に進むしかないんだよ。

 

客観的に自分を見てみると、私は良いところも人並みにはあると思う。

だけど、就活市場においては弱すぎる。あまりにも適性がなさすぎる。性格も、今までの経験も全て。計画的に生きることで、今まで生き延びてきたのに、油断したのだろうか。一番大切なときに、道を間違えた。これからどうやって生きよう。いや、生きたくない。本当は今すぐにこのバカみたいな人生を終わらせたい。

 

夢はあった。

好きな人を見つけて、結婚して、子供を産んで、郊外で静かに暮らす。

そういう小さな夢があった。

でも、もうそんなものはどうでもいい。

明日を生きるのが辛い。

 

幸運にも就職先が見つかったとして、入社後に耐えられる自信がない。上司からの叱責、取引先からのクレーム、優秀な社員への嫉妬、それが何十年も続くこと。考えるだけで頭が割れそうだ。

さらに生活面では、睡眠不足、両親との別れ、老化、かつての同級生との格差。色々と辛いことが多いだろう。何が楽しくて、生きるんだろう。

 

考えるのもめんどくさいや。

全部どうでもいいや。死にたい。